このたびBambinart Galleryでは、7月に引き続き『Satoshi Hori 2018-2020』と題しまして、堀 聖史(ほり さとし)の個展を開催いたします。1996年、北海道札幌市に生まれた堀は、現在、東京藝術大学 油画科に在籍しています。
2019年6月に弊ギャラリーにて開催された初個展「ランタイムのともだち」では、プログラム実行中の動作の存在を“ともだち”としてイメージし、確かに居た何かによる、不在の振る舞いを抽出しようと試みました。2020年7月に開催された二回目の個展「まなざし仮面」では、自身と世界の眼差しの狭間で生まれる絵が、“私と世界の仮面”であると捉え、新作を発表いたしました。
堀の絵画は、淡い記憶に触れるような印象や、いくつものイメージが重なる構成によって、詩情豊かな画風でありながら、同時にデジタルネイティブ世代のリアリティを感じることができます。その鑑賞体験は、世代を超えて通底する感覚を呼び起こします。
本展では、2018年から2020年にかけて制作され、弊ギャラリーにおいては初めての展示となる作品をご紹介します。
2018年に制作された「知らない人たち」シリーズより5点、同じく2018年に制作された「風景の日」シリーズより2点ほか、F120号(130.3×194.0cm)の「Walk in」、P60号(89.3×130.3cm)の「見たもの、繰り返し押したスタンプ」など、計12点をご紹介します。
どうぞご高覧ください。