このたびBambinart Galleryでは、川田 龍個展「Artificial light」を開催いたします。
川田龍(かわだ・りょう、1988年新潟県生まれ)は、2015年東京造形大学を卒業後、2018年東京芸術大学大学院を修了、現在は神奈川県横浜市を拠点に制作をしています。これまで、2014年に初個展「ウロボロス」(Bambinart Gallery)を開催、以後「Guise」(2016、同)、「figment」(2018、同)、「Classic」(2019、THE SECRET MUSEUM)と個展を重ね、本展は昨年開催の「Self-portrait」(Bambinart Gallery)以来およそ1年ぶりの新作個展です。
またグループショウでは「ストレンジャーによろしく」(2021、金沢アートグミほか各地)、「ブレイク前夜展」(2020、ヒルサイドフォーラム)、「NEW EMOTION」(2019、六本木ヒルズ A/Dギャラリー)など多数の注目展覧会に参加したほか、今年の12月には「ブルーピリオド×ArtSticker」(hotel koe tokyo)への参加が決定しています。
「私はモチーフに光をあて、組み立て、それを元に絵画を描きます。自分や友人、物、それらが描かれたものが、ずっと憧れている西洋の絵画の如く立ち上がるように。」(川田龍)
西洋絵画を参照し、身近なモチーフに置き換えて描くことで意味を失わせ、絵画の物質的な側面を抽出して描く川田龍。手数の少なさと荒々しい筆致が特徴的で、近年は粗いキャンバスに描く作品が注目を集めています。本展では光の役割に再注目し、自然光ではなく、投光器を用いた人為的な光のみで描いた新作を発表します。どうぞご高覧ください。