Top » Exhibitions » “3/2, 4”熊谷卓哉、謝花翔陽、永井天陽、宮坂直樹

“3/2, 4”
熊谷卓哉、謝花翔陽、永井天陽、宮坂直樹

2015年11月28日(土)〜 12月13日(日)
12:00〜19:00 月・火休廊

このたびBambinart Galleryでは、グループショウ「3/2, 4」を開催いたします。

本展では、彫刻という領域を出立点とし、作品制作に取り組む熊谷卓哉、謝花翔陽、永井天陽、宮坂直樹の4名のアーティストを紹介します。
アーティストのイニシアティブによって名づけられた本展のタイトル「3/2、4」(3もしくは2、そして4)のうち、3と2は、三次元と二次元を意味しています。彫刻家にとって立体作品(3D)と、平面作品(2D)を、同時に展示する目的で制作することによって負荷をかけ、可能性としての4=四次元的表現への憧憬と探索に取り組むことを示しています。
本展では、それぞれの作家による彫刻と絵画に対するアプローチのコントラストを通し、彫刻という領域の境界線を越え、また新たな側面を観られることでしょう。


【参加アーティスト】

熊谷卓哉(くまがい・たくや):
「人間の意識/無意識、常軌を逸した状態に興味がある。最近は世代やリアリティ、自分に最も卑近な所からあらゆる人々に共通する感覚について考察し、「現代の彫刻」を成立させるためのアプローチを試みている」
1987年京都府生まれ、武蔵野美術大学彫刻学科卒業(2012)、京都にてアーティスト・ラン・スペース「波さがしてっから」を共同運営


謝花翔陽(じゃはな・しょうよう):
「人間の仕組みそのものの複雑性、矛盾をとりあげる。意思はどこにあるのか。意思は愛によって照らされるだろう。愛の不自由さ、一日一日死に近づいている感覚、憧れの対象に手を伸ばし掴もうとする行為。人が原初、造形上真っ先に目指したであろう、人の形の模倣と、生命感を描きださんとする行為を私も追体験したいと試みる。」
1987年沖縄県生まれ、東京藝術大学彫刻科卒業(2011)、東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻修了(2013)、アートアワードトーキョー丸の内にてグランプリ(2013)小山登美夫賞(2011)をそれぞれ受賞。トーキョーワンダーサイト渋谷にて個展(2015)、第18回岡本太郎現代芸術賞展(2014)ほか多数参加


永井天陽(ながい・そらや):
「日常の中にあたりまえのようにあるもの。出来事、行為、ルール、名前、生まれることや死ぬことなど。 私はそれらの見方や在り方を少しズラして、もう一度自分の目で確かめてみたい。物事の境界や輪郭に向かって、石を投げるような具合で」
1991年埼玉県生まれ、武蔵野美術大学彫刻学科卒業(2014)、武蔵野美術大学大学院彫刻コース在学、奈良美智氏をディレクターに迎え青森県立美術館八角堂で開催されたプロジェクト「PHASE 2014」にて個展を開催(2014)


宮坂直樹:
「認識の方法によって様々に現れてくる空間」という空間概念を基に、空間構成の研究をしている」
1985年千葉県生まれ、Academie royale des Beaux-Arts de Bruxelles修士課程修了(2010)、Ecole national superieure des Beaux-Arts de Paris研修(2013-2014)、東京芸術大学大学院先端芸術表現専攻博士課程在籍、ブリュッセル、パリなどでグループ展に多数参加



 
information :

“3/2, 4”
熊谷卓哉、謝花翔陽、永井天陽、宮坂直樹

2015年11月28日(土)〜 12月13日(日)
12:00〜19:00 月・火休廊
会場:Bambinart Gallery
東京都千代田区外神田6-11-14 アーツ千代田3331 B107
TEL:03-6240-1973